ナチュログ管理画面 釣り 釣り 関東 アウトドア&フィッシングナチュラムアウトドア用品お買い得情報

2017年05月22日

Fujiのチタンフレームガイドって半分詐欺だよね?

銀行の処理が15時〆なのって今時有り得ないと思ってるんだ…働けよ、24時間。振り込み手数料とかもちょっとぼり過ぎだろ。銀行なんざみんなブラック企業になってしまえばいいんだ。
過激派、紫様です。さばいでぃー。


はい、今回の過激派記事の標的は天下の富士工業になります。

日本における糸巻きを付ける釣竿のパーツのシェア率が物凄く、ガイドに至ってはほぼ独占状態な同社。

別に阿漕な方法で独占状態なワケではなく、ご存知の通りあのクオリティのガイド、正確にはガイドリングを他社が作れないってだけです。

更にそんなほぼ独占状態なのに、何故か自由競争よろしく製品のクオリティを刷新していく、ある意味健全な凄いメーカーです。


まぁ、ですがやはり独占状態と言うのは不健全なのかと思います。

一番は価格が下がらない。
下がり過ぎてもデフレ起こすから駄目ですけどね。

そして、選択肢がなくなる。
SiC神話とか、現在の異常なトルザイトプッシングなんかも選択肢がないから起こっていると思います。

しかし最近はアルコナイトリングもメジャーになって来たので、ロッドの値段が下がるといいんだけど。SiCってオーバースペックなんだよ、極細や極太PEで巻物やシャクリ運動でもしない限り。


そのトルザイトリングを選ぶのは一長一短、の話はまた今度。今回はガイドのチタンフレームの話です。


さてさて、その富士工業のチタンフレームガイド。

チタンは錆びない非鉄金属で、更に軽く強度もあると言うすばらな素材です。
しかし価格が高い…

ですがその特性たるや、ライトソルトに本当に向いていると思います。
お高いですが、フジが推すのも良く解ります…が。


フジのタイタニウムガイド、アレ、錆びるよな?


チタンは錆びないんじゃないの!?

実は、チタン合金の内訳、チタン含有率に依っては錆びます。

また、加工の際の鑢等、他の金属片が付着する事に依っても錆びます。

なので、ガイドフットのエポキシやスレッドの内部で錆が発生している場合は、ロッドメーカーが悪い可能性もあるので、そこは留意しておきましょう。




さて錆びる話の本題。
先ずはですね、意外と皆さん知らないと思われますが、フジのチタンガイドでも、トップガイドのパイプはステンレス製になります。

チタンパイプだと何か不都合があるんでしょうね。多分強度と柔軟性と接着の問題かと。

なので、トップガイドのパイプ部分は普通に赤錆、茶色い錆が湧きます。
チタンじゃないので当たり前ですね。


また、トップガイドのフレームアームとパイプの溶接部には緑青が湧きます。
銅合金で鑞付けされてるワケですね…

チタンの溶接には鑞が要らないそうですが、ステンレスパイプに溶接せねばならないので…ちかたないんですねぇコレ。

トップガイドはパイプとフレーム溶接部が錆びるんですね。
覚えておいて下さいね。

ホントこの部分皆さん知らないみたいで。
釣具屋とか質問やまとめサイトとかでも見当違いな事言ってる人達もいるんで。


またですね、トップガイド以外の普通のガイド、特に脚、フレーム付け根にはバリバリ赤錆出ますよね。

しかし先に言った通り、コーティングの内側の場合はロッドメーカーの対策不備の可能性もあるワケですが…

でもさ、そもそもチタンガイドのフレーム全体に赤錆湧くよね?

ロッドを洗わない人達のガイドを良く見たり、なあなあな管理の竿を譲って貰ったりすると、脚にしっかりTITANIUMって打刻してあるガイドが普通に赤錆まみれだったりしますからね。

って事はしっかりしたチタンじゃないよね。
クソチタンだよね。
クソチタンのクソガイドか。

富士工業のチタンフレームの材質には、純チタンとハイテンシルチタンの2種類があるそうです。
純チタンと言う表記を信じるならば、合金であろうハイテンシルチタンの方が赤錆の湧く、クソチタンって可能性があるワケですね…


…でもまぁ怒らないよ。
富士工業のサイトにもカタログにも錆びないとは何処にも書いてなくて、しっかりと「サビにくい」って書いてあるしね。

比較対象も何もなく錆び難いとは。ステンレスフレーム比なのか。でもトップはステンパイプだし、ステンレスフレームと余り錆び具合は変わらないと知り合いが言っておりましたぞ…


ただコレさ、実際にはチタンガイドは錆びない的な話が独り歩きしてる感じあるし、話逸れるケドぶっちゃけ言う程軽さを実感出来るワケじゃないし、無知な人達は騙されてる感じあるワケだよね。

クソチタンに高い金払ってるって考えたら癪だし、そこと言い重量も考えたら、結局ステンレスフレームのコストパフォーマンスはとてもいいと思います。
あと信頼性。

それに、最初からステンレスフレームなら錆びるって先入観があるだろうから、ちゃんとメンテナンスに気を遣うだろうし。

冒頭でも言った、過去のSiCじゃなきゃみたいな風潮とか、現在のトルザイトリングは軽いうえにラインに優しいとか、そして本題のチタンフレームガイドは軽くて錆び難いとか、こういうのは結局独占企業である富士工業の販売広告なワケで、ロッドメーカーもそれに乗っかっている事を忘れたらいけませんよ、と言う話でした。


因みに、ロッドメーカーの人も富士工業の人も、淡水海水問わず竿を使ったら洗いましょうと言っていたので、皆さんもちゃんと使用後は洗いましょうね。

釣行後に洗って風通しのいい所で陰干ししてしっかり乾燥させてケースに保管しておけば、まぁまず錆びませんよね、はい。

塗装やコーティングのダメージも緩和出来るかと。
リールも竿もちゃんと洗いましょうね。
リールには温か過ぎると油脂が流れ出し易くなるので若干注意が必要ですが、海水で使った後はぬるま湯の方が効率的ですね。乾くのもちょっと早いし。
30〜35℃くらいがいいかと。

リールに注油する人は温度を気にしなくていいと思います。40℃オーバーでやっちゃえばいいかと。


あとアルカリ性洗剤とかに注意ね。
リールに洗剤は厳禁だけど、もしかしたら竿は洗剤で洗う人がいるカモだけど…
チタンにアルカリ性の洗剤使ったらしっかり落とさないと腐蝕しますから覚えておきましょうね。

また、シリコンスプレー(勿論塗装やエポキシを侵すので無溶剤のものを)を吹いておけば錆びるのをちょっと防ぐ事も出来るので、気になる人はリングの滑りと兼ねてフレームにも吹いておきましょう。


ほいじゃあこんな所で、おしまいっ。

にほんブログ村 釣りブログへ
にほんブログ村 釣りブログ

にほんブログ村 釣りブログ メバリングへ
にほんブログ村 メバリング

にほんブログ村 釣りブログ ソルトルアーフィッシングへ
にほんブログ村 ソルトルアーフィッシング

にほんブログ村 釣りブログ 淡水ルアーフィッシングへ
にほんブログ村 淡水ルアーフィッシング

よろしければクリックおにゃしゃー。



同じカテゴリー(お釣りに関する四方山話)の記事画像
11カルディアや17セオリーベースモデル、逆ネジ仕様のリールスタンド
ドライブのハンドルが帰って来ましたよ
フェンウィックの2017おにゅうモデルが気になるぴょん その3 ローリングシルバー!
フェンウィックの2017おにゅうモデルが気になるぴょん その2 カームウォーターシリーズ
同じカテゴリー(お釣りに関する四方山話)の記事
 管理釣り場に行かなくなったワケ (2017-06-22 01:34)
 円高?原料の高騰?原産国の賃金が上がっている?…いや不景気だし値上げしたいが一番の理由だと思うんだ (2017-06-12 02:45)
 安定供給来るか!? (2017-06-10 03:15)
 タモ網…欲しいの… (2017-05-12 14:14)
 11カルディアや17セオリーベースモデル、逆ネジ仕様のリールスタンド (2017-05-06 02:53)
 懲りずに気になる鯰向け竿を振ったり曲げたりして来ました (2017-05-04 04:44)
この記事へのコメント
ガイドといえばトルザイトくん、トップガイドにひびが入りましたね。いま入院中です。

強度はあって、こすり傷には強いみたいですが、衝撃には弱いとかなんとか、
トゥイッチで、護岸か石に当ててしまったときがあったので、それで割れがあったみたい。
症状としては、プチプチラインが切れて何事かと思いましたよ。でトップガイドを
爪でなぞったら割れがあるのを確認できました。

ダイアモンドも傷はつきにくいけど、ハンマーでたたくと砕けるらしいので、そのノリなんですかねえ。
Posted by かきたろう at 2017年05月24日 16:31
かきたろうさんどもです!

あぁ、トルザイトさんの弱点が。
SiC以上に衝撃に弱いので、意外と簡単に欠けてしまうそうですね。
あしはガンガン岸壁やブロックにぶつけるので、いい竿がみんなトルザイト化したら嫌だなぁ、と思っていたりします…
正にダイアモンドと同じ特性ですね。

そう言えば、みんな定期的にガイドチェックってしないのカナ?フジ曰わく、カッターナイフ当てて回せ!ってw
Posted by ゆかり at 2017年05月26日 13:19
上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。

削除
Fujiのチタンフレームガイドって半分詐欺だよね?
    コメント(2)